「神付・産土の森の会」サイトタイトル

神付・産土の森の会について

生い立ち

大沢小3年生の環境体験学習、稲荷社前私たちが活動している里山は、神戸市北区大沢町(おおぞうちょう)神付(かんづけ)にあります。 400年以上前に隣村の八多町深谷より5戸の先祖が移り住んで、素戔鳴尊(スサノオノミコト)を祀ったのが始まりと言われており、稲荷社や愛宕社も祀られていることから、この森(約20ヘクタール)を「神付・産土の森」と名付けました。産土(うぶすな)とは、人の生まれた土地や生まれた土地の守り神のことを言います。

神付ふるさと村農園と産土の森の春の風景昔、このあたりの森林は薪炭林(薪や炭を生産するための林)として利用されてきました。アカマツも多く、マツタケがたくさん採れたそうですが、今では薪や炭が使われることはほとんどなく、手入れもされなくなったため、常緑樹やネザサなどが繁茂し、暗く荒れた林(里山放置林)になっていました。

腐葉土の仕込みそこで、平成20年(2008年)2月23日に地域住民と一般市民有志の約40名が「神付・産土の森の会」を結成し、森林ボランティア活動を開始しました。里山放置林の除間伐、枯木の整理、下草刈りなどを実施して、落葉広葉樹を主とした「新しく明るいふるさとの里山づくり」を目指して活動しています。そば畑から産土の森を望むここ神付は、都市圏に近いところにありながら、田畑や豊かな緑がたくさん残されており、静かな山里の雰囲気にあふれています。

3つのキーワード

コバノミツバツツジの咲く風景① ふれあいの森づくり:林や遊歩道を整備し、地域や近隣の児童・生徒や一般市民を対象とした里山整備体験会や自然観察会などのふれあいを通して、人々が里山を身近に感じ、気軽に訪れて自然に親しむことができる森づくりを目指します。

大沢中2年生の野鳥の巣箱かけ② 学びの森づくり:森づくりを通して環境問題や里山文化について学び、森の大切さを理解し、森を守る技術を習得する場を提供します。講座の受講推進や観察会を通じて会員の知識のレベルアップや技術の向上も目指します。

ネイチャークラブ、つる細工
③ 地域に根ざす森づくり:
地域の人々や森づくりに参加した人たちの思いが持続できるよう、祭りや行事を通して地域の人々との交流を育み、親睦を深めています。

受賞歴

2013年11月  兵庫県緑化推進協会「森づくり活動賞」
2015年 6月  平成27年度環境保全功労者 兵庫県知事表彰
2017年 6月  平成29年度地域環境保全功労者 環境大臣表彰

 

 

inserted by FC2 system